ダンスコミュニケーション
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ジャンル 認知症・高齢者
判型 B5判フルカラー・127ページ
発行 2014年6月
定価 1,650円(税込)
ISBN978-4-86342-137-0 C0036
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ダンスは認知症の本人にも
生きる楽しみと元気を与え、
まわりの人との関係も改善してくれる!
認知症の人の人生を、そして寄り添う人の人生を豊かにする方法の一つとしてダンスを紹介しています。ダンスは私たちの心と身体、感情や精神を豊かにするすばらしい活動です。さあ、一緒にダンスをしてみませんか?
すぐに使える・踊れる9曲収録CD-ROM付き!
●CONTENTS
1. ダンスと認知症
2. ダンス・ムーブメントのプログラム
3. 認知症の人たちと心を通わすダンス
4. 日本でのダンスと認知症
●CD-収録曲
1. 赤とんぼ
2. シャボン玉
3. 茶摘み
4. 浜辺の歌
5. 故郷
-オリジナル曲-
6. いっしょに踊ろう(日本語)
7. いっしょに踊ろう(アップテンポ・日本語)
8. いっしょに踊ろう(英語)
9. いっしょに踊ろう(アップテンポ・英語)
PROFILE
ヘザー・ヒル
オーストラリア在住。現メルボルン大学にてムーブメントおよびダンス準修士、ダンスセラピー卒業証書を、ラトローブ大学にて教育学修士、公衆衛生学博士を修得。また、認知症ケアマッピングのコースや社会福祉分野のトレーニングで自己研鑽を深め、現在はフリーランスとして各地の大学や専門学校などでワークショップやダンス・ムーブメントセラピーの教育を行なったり、アルツハイマー協会やAusmed看護学コース、保健省、南部認知症ネットワーク、オーストラリア老年精神医学看護師協会の要請で認知症および老年介護に関するコンサルタント、トレーナーを務め、認知症ケアとしてのダンスセラピーやトレーニングワークショップ、そして家族支援プログラムの世話役として障害をもつ子どもたちの家族のためのセッションを行なっている。著書に、Talking the Talk but Not Walking the Walk:Barriers toPerson-centered Care in Dementia(言うべきことは言うけれど、やるべきことをやらない:認知症介護におけるパーソンセンタード・ケアへの障壁、2008年)、Invitation to the Dance (ダンスへの誘い─認知症の人と介護者のためのダンス第2版、2009)の他、数々の認知症介護やダンスセラピーに関する記事を専門誌などに寄稿。オーストラリアダンス・ムーブメントセラピー協会専門家会員、オーストラリア心理療法およびカウンセリング協会会員、アメリカンジャーナルダンスセラピー編集委員。
三宅眞理
武庫川女子大学卒業、大阪教育大学修士課程、関西医科大学大学院博士課程、オーストラリアの高齢者介護について研究している。2012年にヘザー・ヒル博士を招へい。認知症ケアにおけるダンスやアートの役割は有効と考え、これまで、高齢者福祉施設、病院、社会福祉施設、社会福祉協議会などと協働しダンス活動を実践。およそ5000人が参加。現在、ダンスを通じた地域づくりに取り組んでいる。
関西医科大学公衆衛生学教室講師、オーストラリア学会理事、日本認知症ケア学会会員、NPO法人西宮認知症予防会副理事長。健康運動指導士。
吉村節子
武庫川女子大学卒業後、大阪大学文学部人文学科音楽・演劇学専修研究生修了。
日本ダンス・セラピー協会認定ダンスセラピスト、及び同協会理事・国際委員会委員。表現アートセラピー研究所トレーニングコース全課程修了。
セッションは健常者の自己解放・自己探索を領域とし、ウィスコンシン大学等で学んだクラウニングコミュニケーションや、仮面のワーク等も取り入れている。またアーティストとしては、国内をはじめ世界20数カ国でも、構成・演出・振付・パフォーマー等として、作品を発表しつづけている。
現在、大阪ダンス&アクターズ専門学校学校長、武庫川女子大学非常勤講師。
山口樹子
武庫川女子大学英米文学科およびウィスコンシン大学スペリオル校文学部コミュニケーション学科および音楽学部、アリゾナ大学大学院音楽学部卒業。
ブリティッシュコロンビア州政府関西事務所秘書や新設FM局外国人コーディネーター、外国人招へいプロジェクトなどで総合的な通訳翻訳の業務を務め、現在は産業翻訳分野を含めるフリーランス通訳翻訳者。京都市行政通訳相談事業英語担当相談員。