医療的ケア児者の地域生活保障
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ジャンル 難病・重症児者
判型 A5判・128ページ
発行 2014年12月
定価 1,320円(税込)
ISBN978-4-86342-150-9 C0036
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研修体制づくりと地域格差にせまる
どんな障害があっても、どこでも、だれでも、安全・安心に
地域で快適に生きていくことができる国づくりを!
・京都、大阪や神戸での3号研修登録機関申請から、
認証までに立ちふさがった「壁」をどうクリアしてきたか
・法制化した第3号研修をいかに広げるか、そして、
24時間地域で安心、安全に医療的ケアが必要な人たちの
支援の連携をどうつくっていくか
・地域差をなくすために
…これらを明らかにし、今後の課題を提起します。
[もくじ]
第1章 特定(第3号研修)の経験と課題をいかに拡散するか
1 医療的ケアの歴史と特定対象の研修(第3号研修)の法制化
2 「法制化」へのプロセス──違法性の阻却と法制化
3 登録研修機関申請のプロセスと自治体の対応(兵庫県の場合
4 第3号研修の実際と工夫(基本研修)
5 実技研修のやり方── 一指導看護師の経験から
6 指導看護師等をいかに増やすか、その条件と登録の仕方
7 適切な試験問題の作成について── 経験からの考察
8 第3号研修での医師、看護師の役割と連携
9 第3号研修にかかわる研修費の支援(千葉市)
10 教員養成系大学の登録研修機関への登録について
第2章
〈各地からの報告〉今、どうしたら第3号研修がひろがるか
大阪/千葉/沖縄/東京/神奈川/京都
PROFILE
高木憲司
和洋女子大学、前厚生労働省障害保健福祉部
杉本健郎
NPO法人医療的ケアネット理事長、すぎもとボーン・クリニーク院長。
NPO法人医療的ケアネット
重症児者に関わるすべての人が一堂に会して討論し、連携を進める目的で、2002年春に「保健・医療・教育・福祉ネットワーク」が大阪で、秋に発足した「保健・医療・教育・福祉ネットワーク京都」を前身に、2004年5月に「医ケアネットワーク近畿」に発展。
2007年3月、NPO法人(特定非営利活動法人)医療的ケアネットとして認証、認可。