クリエイツかもがわ│京都で感覚統合・発達障害、認知症介護や医療的ケアなど福祉分野の出版。グラフィックデザイン・イベント運営をしている出版社です。

社会・福祉

生きるを励ますアート

五感・マインドフルネス・臨床美術

関根一夫/著

生きるを励ますアート
  • ジャンル 社会・福祉

    判型 A5判・184ページ

    発行 2024年5月

    定価 2,420円(税込)

    ISBN978-4-86342-368-8 C0070

絵を描くことで脳の活性をすすめる認知症リハビリ・プログラムとして始まった「臨床美術」。この活動は、なぜ人々の心を解放し、心地よい関係性を築くことができるのか。
牧師でありカウンセラーの著者が、カウンセリングの場で起きていること、自身のライフワークであるマインドフルネス研究の観点から「五感による感じとり」をキーワードに、アートの力と臨床美術の役割を解き明かす。

CONTENTS

はじめに
CHAPTER1 臨床美術と存在論的人間観
CHAPTER2「機能論的人間観」と「存在論的人間観」
CHAPTER3 臨床美術体験からの気づき
CHAPTER4 臨床美術における五感による感じ取り
CHAPTER5 五感の発動とマインドフルネス
CHAPTER6 カウンセリングの場で実感した「アートの力」
CHAPTER7 生きるを励ますアート ―伴走型支援とも関わって
CHAPTER8 寄稿
「認知症と臨床美術」
水野敏樹(JCHO京都鞍馬口医療センター院長 京都府立医科大学医学研究科脳神経内科学特任教授)

「アート活動による意味生成カウンセリングの可能性」
北澤晃(日本臨床美術協会副理事長 臨床美術学会副会長 富山福祉短期大学名誉教授)

「『臨床美術』とカウンセリング」
永原伸彦(笠間の森カウンセリングルーム代表)

「美術の喜びをすべての人に」
フルイミエコ(画家 一般社団法人ART Along 代表理事 日本臨床美術協会認定臨床美術士)

おわりに

COLUMN
写真考 その1/写真考 その2/美しさへの感動/
金子健二先生との出会い/マインドフルネス探求/
木村伸先生との出会い/クリニックとアールブリュー