クリエイツかもがわ│京都で感覚統合・発達障害、認知症介護や医療的ケアなど福祉分野の出版。グラフィックデザイン・イベント運営をしている出版社です。
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2022.04.13 │ はねたま通信 │

5月の新刊その1『知的障害のある人の青年期の教育権保障』

知的障害のある人の青年期の教育権保障
教育と福祉「二つの専攻科」の比較から

辻 和美/著
A5判264頁 定価2860円
ISBN978-4-86342-329-9 C0036

子どもから大人へ、学校から社会への移行期に、どんな学びを準備するのか—
知的障害のある人の高等部以降の進路として、福祉事業所への就労や高等教育への進学以外の第三の選択肢「専攻科」。新たな「学びの場」として広がっている。
学校専攻科と福祉事業型専攻科「二つの専攻科」の実践から、青年期のゆたかな学びを考察。制度面や教育カリキュラム・プログラムを比較し、知的障害のある人の青年期教育の課題とこれからを考える。

[もくじより]
序 章 
知的障害のある青年が学ぶ「専攻科」の成り立ちと現状
第1章 
「教育年限延長」を担う学校専攻科と特別支援学校高等部の課題
第2章
青年期の教育権保障の多様性
─教育年限延長と生涯学習支援
第3章
社会福祉制度による学校教育の補完
─専攻科の二元的な形成
第4章
「二つの専攻科」の教育カリキュラム・プログラムの実態と課題
第5章
「二つの専攻科」の教育カリキュラム・プログラム検討の方向性
終 章 結論と今後の研究課題
補 論 高等部を退学していく人たちに対する教育権保障の課題