クリエイツかもがわ│京都で感覚統合・発達障害、認知症介護や医療的ケアなど福祉分野の出版。グラフィックデザイン・イベント運営をしている出版社です。

認知症・高齢者

実践! 認知症の人にやさしい
金融ガイド

多職種連携から高齢者への対応を学ぶ

一般社団法人日本意思決定支援推進機構/監修
成本迅・COLTEMプロジェクト/編著

3刷
金融ガイド
  • ジャンル 認知症・高齢者

    判型 B5判カラー・104ページ

    発行 2017年9月

    定価 1,760円(税込)

    ISBN978-4-86342-220-9 C0036

認知症高齢者の顧客対応を行う
金融機関必携!

多くの金融機関が加盟する「21世紀金融行動原則」から、金融窓口での高齢者対応の困りごと事例の提供を受け、日々高齢者と向き合っている、医療、福祉・介護、法律の専門職が協働で検討を重ねたガイド書。

執筆:加藤佑佳(臨床心理士) 上林里佳(社会福祉士) 椎名基晴(弁護士) 名倉勇一郎(司法書士)ほか

すいせん/医療法人社団至高会 たかせクリニック 高瀬義昌先生

CONTENTS

認知症の理解(医学的見地から)
●主な認知症ごとの特徴
●地域連携、多職種連携の必要性

知っておくべき基本知識
●高齢者とのコミュニケーションのとり方
●高齢者との信頼関係の築き方
●意思決定能力とは
●金融機関における認知症気づきのポイント
●金融機関と公的支援窓口との連携

今すぐ活かせる! ケース・スタディ
●「通帳や印鑑を繰り返しなくす」
●「経済的虐待」
●「詐欺被害」

金融機関の困りごと〔対面編〕
●来店目的不明で長時間銀行に居続けるケース
●何度もかけてくる電話への対応
●預金を盗られたという訴えへの対応
●本人の認知機能が変動しているケース
●決められない本人に代わって、家族が預金解約を希望するケース
●本人が成年後見制度の利用を拒否するケース
●家族間の意見の対立があり、本人が特定の家族の言いなりになっているケース

金融機関の困りごと〔訪問編〕
●長くお付き合いのある顧客宅を訪問したら、以前と様子が違うケース
●長くお付き合いのある顧客が保険料を滞納するケース
●長くお付き合いのある顧客が、最近、自動車事故を頻繁に起こすケース

金融機関が準備できること
●リスク性商品の売買を行う場合
●金融機関の組織的な対応方針について

PROFILE

一般社団法人日本意思決定支援推進機構

科学技術振興機構「革新的イノベーション創出プログラム(COISTREAM)」における「高齢者の地域生活を健康時から認知症に至るまで途切れなくサポートする法学、工学、医学を統合した社会技術開発拠点プロジェクトの枠組みにおいて、高齢者の意思決定支援を行う目的で設立した機構。

成本迅

京都府立医科大学教授

COLTEMプロジェクト