障害の重い子どもの発達診断
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ジャンル 難病・重症児者
判型 A5判・244ページ
発行 2016年8月
定価 2,640円(税込)
ISBN978-4-86342-193-6 C0037
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障害に焦点化して理解されがちな
「障害の重い子ども」
「重症心身障害児」「重度・重複障害児」といわれる子どもたちを、行政施策上の概念であるその呼称ではなく、「障害の重い子ども」と表現する。
障害とたたかいつつ、人間的な発達要求をもち、他者とともに幸福に生きることを願う、主体的な存在として理解するために。
発達検査の手技、発達診断の視点の検討を通して、何がどのように見えるのか、
何を見落とさず読み取るべきかを議論しよう。
CONTENTS
序[寄稿]発達保障のための地域づくり
広島県東部地域での「発達診断研修会」の取り組み(青山みすず)
第I部 障害の重い子どもの発達診断[基本編]
第1章 発達検査と発達診断の基本的な方法
1.障害と発達の区別と関連
2.具体的な発達検査と発達診断
第2章「みかけの重度」問題として提案した発達診断
1.難治性てんかんと重度の脳性マヒのある子ども
2.レット症候群のある子ども
3.道具的操作が未獲得でありながら
対比的認識を獲得しつつある知的障害の子ども
第II部 重い機能障害のある子どもの発達診断[応用編]
第3章 生後4か月頃の「生後第1の新しい発達の原動力」の
発生における「発達の障害」
─ウエスト症候群(点頭てんかん)・結節性硬化症
第4章 1歳半の発達の質的転換期における「発達の障害」
─アンジェルマン症候群の初期発達
第5章 重症心身障害児と「みかけの重度」問題
第6章 機能的退行の背後にある精神発達
─レット症候群
第7章 1歳半の発達の質的転換期と発達連関の特殊性
─機能障害の重い自閉症終章 発達診断と教育実践のために
PROFILE
白石正久
1957年群馬県生まれ。
障害児の発達診断、障害児教育専攻。右京病院発達相談室、大阪電気通信大学、龍谷大学社会学部臨床福祉学科。龍谷大学名誉教授。
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