認知症と共に生きる人たちのためのパーソン・センタードなケアプランニング
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ジャンル 認知症・高齢者
判型 B5判・264ページ
発行 2016年2月
定価 2,860円(税込)
ISBN978-4-86342-174-5 C0036
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支援スタッフの支えとなる1冊
本人と共に「本人の世界」を探るパーソン・センタード・ケアの理念・信念にもとづくケアプランニング作成の手引き。
【付録CD-ROM】 生活歴のシートなど、すぐに役立つ、使える「ケアプラン書式11」(wordデータ収録)
認知症をもつ人の身体的、心理的、社会的側面を評価し、焦点を絞って取り組むための実用的なガイドブック。
[もくじ]
第1章 パーソン・センタードなケアプランニングとは?
第2章 人生歴
第3章 今までの生活スタイルとこれからの生活に望むこと
第4章 性格傾向
第5章 心と体の健康第6章 何かをする潜在的な能力
第7章 認知能力
第8章 今まさに生きている人生
第9章 パーソン・センタードなケアプランを実行し、
見直しをするケアプランの書式
役に立つ情報資源のリスト
翻訳者あとがき
PROFILE
水野裕
社会医療法人杏嶺会いまいせ心療センター副院長、認知症センター長。医学博士。認知症介護研究・研修大府センター非常勤研究員。
中川経子
認知症と共に生きる夫の介護者、時々、翻訳者、通訳者。
2003年以来、パーソン・センタード・ケアに関わる研修、講演の通訳、著作の翻訳にたずさわる。
ヘイゼル・メイ
ポール・エドワーズ
ドーン・ブルッカー
1984年、英国バーミンガム大学にて臨床心理学者として資格を取得。高齢者のためのサービスにおける、臨床の専門家、学者、管理者として、様々な取り組みを行ってきており、その経験は25年以上にわたっている。故トム・キットウッド教授のパーソンフッドや悪性の社会心理に関する業績に影響を受け、ブラットフォード大学認知症ケア研究グループに参加し、キットウッドの死後、彼のDCMに関する仕事を引き継いだ。2005年、認知症をもつ人々のためのパーソン・センタード・ケア実践の向上に関する研究成果を認められ、教授職を授与された。2009年5月、英国ウースター大学が新設した認知症学部の学部長に就任。認知症ケアに関する研究論文、実践報告書、著書も広範囲にわたって出版している。多くの国際会議に招かれ講演を行い、ケアの実践者のためのワークショップを実施してきている。オーストラリア、アメリカ、カナダ、日本、シンガポール、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、イタリアなどの、ケアの実践者や研究者との活発な交流も深めてきた。最近の研究には、認知症と共に生きる人たちのためのパーソン・センタード・ケアへの取り組み、健康とよい状態を維持・向上させるための治療的介入、ナーシングホームでの管理と監査のための観察推進、認知症をもつ人たちに対する虐待の予防や保護、より豊かな生活のためのプログラム(Enriched Opportunities Programme)、特別ケアつき住宅とコスト効果に関する研究、などがある。